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先日、とりかかっていた仕事を早めに終える事が出来たので会期終了直前でほぼ諦めていた、「あしたのジョー、その時代展」をその日思い立って観に行きました。
自身も熱烈なファンであったという寺山修司氏作詞によるあしたのジョー主題歌の有名なフレーズ「あしたは、どっちだ?」ではありませんが、慣れない都営地下鉄大江戸線の新宿駅ホームやら初めて利用する練馬駅の構内やらで(どぉっちだぁ~?)と尾藤イサオ声で彷徨いながら涙橋、いえ、展覧会場のある西武池袋線中村橋駅に到着したのでした。
それにしても「あしたのジョー」とは何といかしたタイトルでしょう。
言葉のテンポがよくて簡潔であるのと、希望に満ちている中にもどこか哀愁を感じさせる雰囲気が漂っていてロマンを感じちゃいます。
こりゃ男の子だったらこのタイトルだけで手に取ってしまいます。あ、単行本の事です。
京王井の頭線西永福駅の近くの小さな本屋さんでこの原作コミックを手に取ったのが小学2年生くらいのことではなかったかと記憶しています。
父親の本棚の中に「ハリスの旋風」というちばてつや氏の漫画本があってそれを読んだ事があったからか、同じ作者、同じタッチの絵柄という事がありなんとなく「あしたのジョー」の事も知っていたのでしょうか。
その本屋さんには1巻が売っておらず、途中からででもいいので(タイトル表紙とぱらっと見た中身に強く興味を引かれたのを覚えています)親にねだって当時のKCコミックス版第2巻を買ってもらいその世界にどっぷり浸かっていく事となりました。
僕の生まれた昭和46年の世代はといえば、「あしたのジョー」のその時代より結構後の世代です。
講談社の少年マガジンで連載スタートが昭和43年、アニメ放送開始が昭和45年との事なので、マガジン連載当時をもちろん知りませんしアニメは本放送ではなく再放送での体験です。ただ、そういったものに興味を覚える年齢になってきても本屋さんを覗けばオリジナルのKC版単行本はまだまだ普通に売っていましたし劇場版アニメも映画館で封切られたりしていてまだまだ人気さめやらぬ、といった頃だったのだと思いますがそれでも少年時代の頃といった時期です。
世間的に見れば「あしたのジョーの時代」というとビートルズは全盛期~終焉期、大阪では岡本太郎氏の「太陽の塔」で有名な万国博覧会が開催され、戦後の復興~高度経済成長期を経て日本はいよいよ次のステージへさしかかる~、という時代だと思います。
ちなみに僕がこの世に生を受けた頃にはわずか前にビートルズは解散してしまってすでに存在していませんが、鈴木ヒロミツさんのMobil石油のCM(ジョーと時代展会場にもVTRが流れていました)はかろうじて幼少の記憶があります。調べてみるとCMの制作年が僕の生誕年でしたのでわりと長い間TVで放映されていたという事でしょうか?
経済大国へまっしぐらの学生運動盛んな動乱期といった括りで語られる事も多い「あしたのジョー」ですが、何と言ってもやはりその物語の完成度の高さに作品発表後40年以上経ってもなお深みを感じ驚かされます。
シンプルながらよく練り込まれたストーリーとそれぞれ魅力的な登場人物、一コマ一コマ鮮烈な絵描写と印象的なセリフと数々の名フレーズ、限られたページ数の中で数多くの脇役たちの人生ドラマまでも見事に描ききれている点が作品全体の世界観にいっそう深みを与えています。
話が長くなってきましたね。。。
続きは次回。
と、いうわけで本日の一枚。
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